【山形・お米】茎数を増やしていく『分けつ』の時期を迎えます
山形も一昨日から梅雨入りとなり、
空気が体にまとわり付くようなムシムシとした日が
多くなっています。
山形の初夏の風物詩であるさくらんぼの収穫や出荷も
最盛期を過ぎ、さくらんぼ狩りの観光果樹園も
今月いっぱいで閉園というところが多いようです。
さくらんぼシーズンが終わり梅雨も明ければ山形にも
夏本番がやってきます。
田んぼでは稲が生長を続けています。
田植えから2か月近く経った苗は茎数を増やしていく
『分けつ』の時期を迎えます。
この時期に気温が高く推移してしまうと、
水田の中で微生物の活動が活発になり水中の酸素濃度が
低下してしまい、稲に充分な酸素が供給されなくなり
分けつが上手く進まないという事態に陥ることがあります。
その対策としては、冷たい新鮮な水を常に供給する、
一時的に水を抜き微生物の活動を抑制する、
等の対策が取られます。
ここ数年の猛暑の影響から、生産者方々も温度管理には
これまでにないくらい心を砕かれているそうです。
日々のご努力に改めて感謝申し上げます。